弊社では毎日毎日ホームページでのお問合せを頂いております、その中でホームページ作ったのはいいのだけれどうまくいかず、結構高いお金を出して作ったのに放置されていることをよく聞きます。
そこで失敗に繋がりやすいホームページの制作例をご紹介していきます。
ホームページ制作にあたりよく聞く失敗についてその2
電話営業での高額リースでホームページを制作
Bさんは北九州市でネジのメーカーを経営されています。長引く不況で既存顧客の受注が下降傾向にあり売り上げが伸び悩んでいました。そこで新規顧客の開拓のためにホーム―ページを制作し活用しようと本気で検討しておりました。
そこに上場企業である某ホームページ制作会社から電話がかかってきたのです。
そこは渡りに船とBさんはその会社の営業マンとアポをとり提案をうけたのです。営業マンはあの手この手で提案を行ってきましたが、Bさんは自他ともに認めるパソコンが苦手な経営者で、その営業マンの提案がどれほど実現性が高いものかわかりません。営業マンの提案するホームページは総額300万という非常に高額なものでした。
金額に難色を示すBさんに、件の営業マンは『総額は高いですが5年のリースにすれば月額5万円ですよ。毎月の広告費用と思えば安いものですよ。』と言葉巧みに説得し、ついにBさんはだれにも相談せずリース契約にハンコを押したのでした。
そのホームページ制作会社が作ったホームページは高額でさすがにプロが作っただけあって、動画が組み合わされた高級感あふれる仕上がりでした。いったんはBさんもその仕上がりに満足しました。
しかし、残念ながらいつまで経ってもホームページから問い合わせが来ません。そこで慌ててBさんは営業マンに相談したところ、閲覧者数を増やすためにネットの広告を勧めてきてそれが月7万円とのこと。毎月のホームページの支払いが5万円でそれに7万円だと12万円になり、そんな高額な支払いは出来ないとさすがにBさんは断りました。代わりにBさんは反応が取れるようにホームページの修正を申し入れしました。
ところが営業マンが言うには『1ページ当たり修正に3万円頂きます』とのこと、もし8ページ修正するなら24万円はらえということです。
これはさすがにおかしいとBさんはサービスの解約を申し入れましたが、このホームページ制作サービスにはリース契約が組まれており、もう解約できません。営業マンに文句を言っても「そういう契約ですから」の一点張りで相手にしてくれません。結局Bさんは泣き寝入りせざる得なくなりました。
そして、見た目は格好いいものの、まったく反応がとれず、しかも更新もできない、そんなホームページだけが残されました。
Bさんはまったく商売の役に立たないホームページに、これから毎月5万円もの費用を払い続けていかなければいけないのです。
ここでのポイントはただ一点だけです。
ホームページをリースで契約することはおすすめできません。
ホームページの制作費用をリース契約にしてしまうと毎月の定額をホームページ制作会社に払っているように感じますが制作会社側から見るとリース会社を介して一括で料金を受け取っているため、総じてアフターフォローがおろそかになります。
また毎月○万円で月々は安く見えますが総額になると100万円超になることが多く割高であるとも言えます。
またホームページは作って終わりのものではなく、制作して始まりで定期的に更新やメンテナンスを行って育てていくものなので、契約形態として更新・メンテナンスに関わることを決めておくことや、最初から自分で更新できる仕組みのあるホームページにすることが非常に重要ではないかと考えております。
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